高橋先生インタビュー ビジネスマンの常識『簿記3級講座』(後編)


(前回の続き)「過不足のない」講義内容について

—過不足がない、というのは、どのようにして導き出されているのですか?

高橋
「いままで多くの過去問や受験生を見てきて、『これはどなたもできない』というものは除外しています。

そういう問題は合否に影響が少ないので、できる必要がありません。

逆に、ここはみなさんできるので、しっかりできるようにしなきゃういけない、という部分が肝心ですので、そういうものを中心に構成しています。」

—すでにどこかの通学講座に通っている人にはeラーニング講座は必要ないのでしょうか?

高橋
「仮に3時間かけて通学するのだとしたら、その時間にeラーニングで勉強して頂くと、通学講座での理解もより深まるでしょう。

章立ては一般的なもので作成していますので、他の講座と併用することで相乗効果が生じます。復習にも使って頂くことが可能です。」

—復習する際にどのようなメリットがあるのでしょうか?

3時間の講義が終わって、自宅で3時間復習するというのは大変ですよね。

eラーニングでしたら、細切れで20分間など、ピンポイントで重点的に復習しやすいと思います。」

—教材はどのような構成になっていますか?

高橋
「一般の学校さんでは、3時間で4単元やっているところを、このeラーニング講座では、勘定科目など、意味の区切りで区切っています。細分化していますが、一般的な章立てですので、他の講座と併用して頂くことも可能です。」

—-演習問題はありますか?

高橋
「はい。過去問などを分析して作成しています。書いて身につけることができるようになっています。

初めて受験する方はご存知ないかもしれませんが、簿記の試験というのは選択問題ではありません。

・仕訳
・試算表
・帳簿作成
・精算表

などを作成する形式です。

ですので、書く練習が極めて重要になります。

単なる暗記ではなく、「覚えたら練習」を繰り返すプロセスを、時間を測って効果的に行えるようになっています。

—先生に個別の質問はできるのですか?

高橋
「はい。

簿記の内容自体の質問はもちろん、勉強を続けていくのが難しいなどのモチベーションの維持、直前の対策法など、受験に関することでしたらお答え致しますので、ご安心して学習頂けます。」

—「数字が苦手、簿記が苦手」な人にアドバイスをお願いします

高橋
「勉強している間は全部分からなくてもいいので、6割方分かったら次のセクションに移る、というやり方がお勧めです。

5割ぐらいしか分からないまま最後までいったら、またスグに最初からやります。

ゆっくりじっくりやるよりも、どんどん進んで、最後までいって、最初から繰り返す回転数を上げていくほうがよいでしょう。

慣れも伴いますし、知識を記憶する上でも有効ですので学習の効率が上がります。

苦手な方は、立ち止まって悩んで先に進まないよりも、そこからでて半分分かったら次、半分分かったら次、と進んでいくことをお勧めしています。

でるかでないか分からない難しい問題で丸1日悩むというのは、非効率です。

最初は浅くでいいので全体的に進めて、徐々に部分的に深く学んでいくのがよいでしょう。

3級なら、練習問題で最低2回、できれば3回も繰り返して頂ければ充分でしょう。」

—受験生にメッセージを

高橋
「簿記の勉強は、これまでの受験勉強の経験の有無など関係ありません。

いまから根気よく続けていく気持ちがあればどなたでも大丈夫です。いままで受験勉強が苦手だったという方も、自分のペースで根気よくやって頂ければと思います。」


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