高橋先生インタビュー ビジネスマンの常識『簿記3級講座』(前編)


—簿記とはどんなものでしょうか?

高橋
「簿記というものは、経理部に勤めている人だけが必要なのではなくて、自分の会社がどういう状況になっているのかを把握するのに必要だったりとか、転職する会社を選ぶときに発表されている財務諸表をみて、ビジネスの基礎知識という位置づけです。

3級は、その最低限の知識が身に付く入門編と思って頂ければ分かりやすいでしょう。

3級でも、損益計算書や貸借対照表など必要な知識は学習しますので、充分な基礎力がつきます。」

—簿記3級講座はどんな講座でしょうか?

高橋
「日商簿記検定で級を取る為の講座です。実務的な側面というよりは、どのように試験問題に当たっていけばいいかに重点を置いています」

—簿記にはいろいろな種類があるのでしょうか?

高橋
「工業簿記、商業簿記の2種類あります。メーカーを対象にしたのが工業簿記、商社や商店を対象とした日商簿記です。」

—これまでの実績をお教えください。

高橋
「大手の受験指導校で、簿記の講座を15年教えてきました。350人の大教室満員で講義をすることもあれば、マンツーマンで教えたこともあります。

学生中心に指導してきましたが、近年では、職業訓練所などでキャリア支援の形で社会人に対しても簿記の学習指導を行うことも多くなってきました。

受講者には女性が多いですね。経理部にお勤めの方ですとか。休職中の方など。学生さんから70代の方まで、年代は幅広いです。」

—eラーニング講座の特徴は?

高橋
「今まではひとコマ90分とか3時間でしたが、今回のeラーニングは5分や10分くらいで区切って、スキマ時間を利用して学習に取り組んで頂くことができます。」

—簿記はスキマ時間で学習できるものなのでしょうか?

高橋
「はい。単元ごとに区切ってあるので大丈夫です。たとえば、勘定科目をやろう、売掛金を勉強しよう、などとできます。

だいたい10分ほどのスキマ時間をつくれる方であれば、学習を続けていけると思います。」

—カフェや電車の中などで、スマートフォンで学習するとき、画面の大きさは小さくはないでしょうか?

高橋
「スマートフォンの画面の大きさで見られるように制作してありますので大丈夫です。基本的にはどこでも勉強して頂けます。」

—従来の通学講座と比べてのメリットは?

高橋
「やっぱり、通わなくていいということですよね。電車を使って、教室までいき、3時間拘束される、という時間的な手間が大きい。

例えば、土日を使って勉強といっても、休日をつぶされたくないという気持ちがでてしまいますよね。

eラーニング講座なら好きな時に気軽に取り組めます。通学講座は精神的に重いなという方でもできます。

応用が入っている本がありますが、そういういつでるか分からない話は今回のeラーニング講座には収録していません。

試験の合格ラインは70点ですから、それを十分クリアできるような、受験勉強には過不足ない内容です。