【計算を楽にする!ブリッジ回路その3】第1級陸上特殊無線技士講座より
eラーニング「第1級陸上特殊無線技士講座」(無線工学 第1章電気理論~第10節過去問解説その1)より内容を一部抜粋してご紹介しております。
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(3)ブリッジ回路その3・・・計算を楽にする
なのでですね、もしこのような問題が出た場合は、こうやっていきましょう。
まず、これ平衡状態にあるのは分かります、平衡状態ってことですよね。
というときに、ここには電流が流れないんですね。
ということは、この部分とここのところは、電位が一緒だということなんですね。
なので、ちょっと絵を描き替えました。
平衡状態という条件なので、ここの電位は同じです。
すなわち、Rxの両端の電圧を求める問題なんですが、この275Ωのですね、両端の電圧を求めても、ここは同じなわけですよね。
違っていてもここは電流が流れちゃいますからね。
同じなので電柱が流れない、Gの部分が無いということですよね、平衡状態ということは。
では、ここのRxの両端の電圧を求めるんであれば、275Ωの両端の電圧を求めるのと同じだよということですよね。
ということで、この計算をやってみましょう。
ここはですね、275+100Ωのこちら側の回路ですね、12Vがかかっているわけですね。
なので、ここの電圧を求めるには、こちらの式で計算できますよね。
275+100分の12、これ流れる電流ですね。
これに、275Ωを掛けてあげればこの電圧、ここの両端の電圧が出てくるわけですよね。
そうするとですね、これが計算をしていただくとですね、375分の12×275になるんですね。
この状態の計算はなかなか大変なんですけど、これ約分ができますね。
5でこれを割っていきますと、こちらが11、こちらが15になるわけですよね。
そうすると、12×11÷15という式になっていきます。
更にこの12と15、これ3で約分できませんか?
そうすると、4と5になってくるわけですね。
そうすると、4×11÷5という式で済みます。
こうなると、44÷5なんで、これはそんなに難しくないですよね。
これを割っていただけると、大体8.8ということで同じ答えが出るということですね。
このようにですね、ここの電位が同じなので、こちら側の電圧を求めても答えは出るね、というのがまずポイント。
それから、計算をしないでですね、約分をしていくんですね。
計算をここでやると大変なので、あ、これ約分できそうだなと思ったらですね、このように約分をしていただいて、計算を簡単にするというふうなやり方がよろしいかと思います。
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