【読むeラーニング】潜水士試験　ヘルメット式潜水　全面マスク式潜水

潜水士試験　ヘルメット式潜水　全面マスク式潜水
では第2章、送気系統、潜降及び浮上のところを見ていきたいと思います。こちらの図から入っていきたいと思うのですが、こちらはですね、定量方式のヘルメット式と全面マスク式が定量方式としてあるのですけれども、全体的な送気系統の図が書かれてあります。試験で出るポイントを順番に見ていきたいと思います。
　まず1番最初、空気の取り込み口、これをストレーナーと言います。ストレーナーは試験に出るのは設置する場所なんですね、機関室の外側に設置をする、外側というところを覚えておいてください。何で機関室の外側に設置するかと言いますと、機関室というのは文字通り、エンジンとか置いてある部屋ですよね、そうするとその部屋にストレーナーを置いてしまいますと排気ガスを取り込んでしまいます、ですので必ずストレーナーは機関室の外側に設置をするというところをまず押さえておいてください。
　次にですね、コンプレッサーなのですけれども、これは空気を圧縮して送る機械ですよね。当然水圧がかかっていますから空気を圧縮して送らないと空気を送れないわけですね、その時に活躍するのがコンプレッサーなのですけれども、コンプレッサーの空気というのは脈を打ちます、脈流なんですね、すなわち強くなったり弱くなったりするような送り方をするわけですね、そこで空気をこの調節用空気槽というところで流れを整えるという働きをします。コンプレッサーの空気を直接送ってしまったら強い空気とか弱い空気がドンドンと脈を打つように来てしまいますのでここで一旦流れをならしてやるんですね、それが調節用空気槽と言われる場所です。その下に予備空気槽、こちらは例えばコンプレッサーが故障してしまったりとか何らかのトラブルが起こった場合なんかに予備的な働きをする空気槽ですよね。
　試験に出るのはですね、このままの図で出ることもありますし、若干違った形で図が試験に出されます、その際にどちらが調節用空気槽かという問題が出ます。ここはどう覚えるかと言いますと、調節用空気槽というのは必ず動線に繋がっている、この後、空気の流れ、空気清浄装置とか送気ホースに行くのですが、この動線に繋がっているほうが調節用空気槽であるというように覚えておいてください。
　それからよく出るのがここですね、空気清浄装置です。空気清浄装置、文字通り空気を綺麗にするのですが何を取り除いて何が取り除けないのかこれもよく出ます。除けるものとしては油類、コンプレッサーとか機械を使っているわけですから油が混じってしまうんですね、その油を空気清浄機が除きます、あるいは水分ですよね、こういったものを除くことができると。反対に除けないもの、試験に出るのは、二酸化炭素CO2、あるいは一酸化炭素CO、こういったものは空気清浄機では除くことができませんので注意してください。あとは時々出るのは流量計の位置なんですね、流量計の位置は文章でよく出ます。送気ホースと空気清浄機の間、良いですか？流量計の位置は送気ホースと空気清浄機の間というところ、この位置関係のほうをしっかりと覚えてください。
　全面マスク式のほうはほぼ同じ構造なのですけれども、予備空気槽が無いというところを見ておいてください。

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