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「読むeラーニング(行政書士講座)」第2章民法１～質権その１

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第2章民法１～質権その１

では、質権についてやっていきたいと思います。

ここからは約定担保物件ということで、当事者が設定契約をすることで表示させる担保物件になります。

まず質権ですね。これは、債権者がその債権の担保として、債務者または第三者から受け取った物を占有し、かつ、その物についてですね、他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利ということになります。

まずその物を受け取るということですね。例えばAさんがBさんに10万円を貸しました。貸すときに担保として時計、この時計をBさんがAさんに渡す。このずっと10万円の債権、10万円の貸付金を担保するために時計を渡し占有させておく。占有させる、留置的効力ですね。

占有させることで心理的に圧迫して、この10万円の弁済を促す。そして、万一このBさんが支払うことができなくなったという場合には、この受け取ったものを競売にかけて、その競売の代金、競売にかけた代金から落札された代金を自分のこの貸付金に、優先的に他の債権者よりも先に自分の弁済に充てることができる。これが質権ということになります。質権については、留置的効力と優先弁済的効力があります。

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司法書士など、より難易度の高い法律系の資格受験者が合格者が多くを占めると言われる行政書士試験で、初学者を対象にした講座で、一般の合格率を上回る実績を出し続けているのが、この講座の講師を担当している葛原久美先生です。

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【講師葛原久美（くずはらくみ）　プロフィール】

株式会社ベリース代表取締役。明治大学リバティーアカデミー講師。Windows95の時代から司法試験、司法書士、社会保険労務士、マンション管理士など、主に法律系の教材を中心にeラーニング教材開発に携わる。司法書士など、より難易度の高い法律系の資格受験者が合格者が多くを占めると言われる行政書士試験（一般の合格率は6～9%）において、主に初学者を対象とする講座にもかかわらず、一般の合格率を毎年超え続ける実績を持つ。

行政書士試験だけでなく、センター試験、国家公務員試験、総務省や内閣府の政策、各種白書など、他の法律系の試験のトレンドと行政書士試験の過去問を比較、試験委員の専門分野や出題傾向もチェックするなど、徹底した分析を行い、それらのデータから、受講者に出題範囲を徹底的に絞って提供する超合理的な講義が特徴。