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「読むeラーニング(行政書士講座)」第1章憲法～憲法とはその３

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第1章憲法～憲法とはその３

さて、それはどこに元々は立憲的意味の憲法ですね、遡るとどういうところから生まれてきたのかというのを見ていきたいと思います。

それがここでいう、自然権思想と社会契約説です。啓蒙思想とか、17世紀から18世紀にかけて絶対王政がありましたけれども、そこからだんだん貴族が台頭していって、そして更に市民が立ち上がって、権利意識が高まって、社会科で世界史などでやったかと思います。

そこで、1つの思想が生まれたわけです。自然権思想ですね。この自然権とは何かというと、人は生まれながらにして自由かつ平等であって、生来の権利、これを自然権というわけですが、これを持っているんだと。こういう思想が生まれてきたわけです。

結局ですね、だんだん生産能力が上がっていきますと、それを自由に取引したいという欲求が芽生えてくるわけです。自由に取引したいというときには、自由に行き来出来てと。それまでの絶対王政では、例えば農民でしたら、農民はもう土地に縛られて、そこでずっと労働して、そして全て生産したものは領主に取り上げられて、というふうになっていったのですが、

だんだん余剰生産が出るにつれて、少しずつ裕福になる人も出てきたわけですね。裕福になると、それをもっと自由に取引できるようにしたい。それには、やっぱり私たちはそれぞれ自由で平等なんだという思想が必要になってきたわけです。

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【講師葛原久美（くずはらくみ）　プロフィール】

株式会社ベリース代表取締役。明治大学リバティーアカデミー講師。Windows95の時代から司法試験、司法書士、社会保険労務士、マンション管理士など、主に法律系の教材を中心にeラーニング教材開発に携わる。司法書士など、より難易度の高い法律系の資格受験者が合格者が多くを占めると言われる行政書士試験（一般の合格率は6～9%）において、主に初学者を対象とする講座にもかかわらず、一般の合格率を毎年超え続ける実績を持つ。

行政書士試験だけでなく、センター試験、国家公務員試験、総務省や内閣府の政策、各種白書など、他の法律系の試験のトレンドと行政書士試験の過去問を比較、試験委員の専門分野や出題傾向もチェックするなど、徹底した分析を行い、それらのデータから、受講者に出題範囲を徹底的に絞って提供する超合理的な講義が特徴。