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「読むeラーニング(社労士講座)」社労士-Ⅴ:労働保険料徴収法 第1講:総則等その2

 

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社労士-Ⅴ:労働保険料徴収法 第1講:総則等その2

次に徴収法が結局何を定めているかということをみていただきますと、

 

徴収法は先ほど趣旨のところでも申し上げた通りですね、労働保険の事業の効率的な運営を図ることが目的でして、要は事務処理の効率化が目的でして、

 

そのために何を規定しているかというと、労働保険の保険関係の成立および消滅、保険関係の成立っていうのは、要は適用事業になるってことですね。保険関係の消滅というのは、適用事業じゃなくなることですね。適用事務について徴収法は定めていこうということなので、この保険関係の成立とか消滅について規定されております

 

そしてこれがメインになりますが、労働保険料の納付手続きについてですね、保険料の徴収事務について定めております

 

そして、労働保険事務組合についても徴収法は規定を設けております。労働保険事務組合というのは、事業主の代わりにですね、労働保険事務の代行などを行う団体ということでして、これは事務処理に係わる団体ですから、労働保険事務組合についても規定が設けられております。大きくはこの3つを徴収法は規定しております。

 

次にですね、労働保険に関する事務担当についてお話をさせていただきますと、まず、労災保険、雇用保険の保険者ですが、共に政府が保険者ということになります。

 

では、政府のどこの機関がですね、事務担当になっていくかということなんですが、労働関係事務は原則としてはですね、事業場の所在地を管轄する都道府県労働局長、所轄都道府県労働局長と、そして事業場の所在地を管轄する労働基準監督署長、そして事業場の所在地を管轄する公共職業安定所長、これらが原則として担当していきますよということになっておりますので、この点も軽く知っておいていただきたいというふうに思います。

 

 

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【講師 梅本達司(うめもと たつじ)プロフィール】

ティースリー社会保険労務士事務所 所長
有限会社ティスリーナレッジシステム 主任講師
大手専門学校での社労士講師歴17年、その間、大原法律専門学校、法学館伊藤塾、ユーキャンなどの数々の教材を作成する。シャロッシータゼミナール(通称シャロゼミ)を平成27年2月からアプリにて開始
著書
「会社はどこまで従業員の求めに応じる必要があるのか!戦国部長達の判断事例集」  東京堂出版
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