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家電アドバイザー 資格試験対策(ダイジェスト) 大岩俊之

家電アドバイザー 資格試験対策(ダイジェスト) 大岩俊之

家電アドバイザー 資格試験対策(ダイジェスト) 大岩俊之

 皆さまこんにちは。本日は「家電アドバイザー資格試験対策」のダイジェスト版をお届けしたいと思います。家電コンサルタントの大岩俊之と申します。よろしくお願いします。私は家電コンサルタントと呼んでいまして、名前のほうは大岩俊之と申します。私の強みは、あらゆる角度から家電に携わってきたのが強みではないかなというふうに思っています。この家電アドバイザーという資格は、大体の方が家電量販店で働く方、もしくは家電メーカーの社員の方が大多数だと思います。皆さまがやってきたものというのは大体私は携わってきました。ではどんなことに携わってきたのかというところを少しお伝えしていきます。

 まず、電子部品を家電メーカーに納入していました。電子部品というのは、製品をパカッと開けると中は大体こんな感じになっていますが、ここにあるようなコネクタとか半導体、スイッチという物を私は電子部品メーカーの社員として納入してきました。これで何が分かるかと言いますと、製造工程が分かるんですね。どのように計画を立てて、どのような生産計画で物を納品して、どれぐらいの数を作るか、それはどういう機能があってどういう新しい製品になるのかというところが分かるわけですね。なので家電が電器屋さんに入る前の段階に携わってきました。

 次は家電メーカーの営業をやっていました。何を扱っていたかというのはおいおい説明していきたいと思うのですが、私は今度は家電量販店にこういった家電を納入していました。ですので、お客さまはどなたになるかと言うと家電量販店の社員の方になるわけですね。どのように売り場を作るとどういうふうに売れ行きが上がるかというのはもちろん分かりますので、いかにいい場所に物を置いていただけるように交渉するか、あとは注文をいただいてたくさん納品させていただくというようなことの営業をやってきました。
 次です。私は家電量販店の店員の経験もあります。家電量販店の店員の経験は、家電量販店でお客さまがどういう物を求めていて、どういうふうに売ると物が売れるかということが分かるわけなんです。どのような感じで説明、紹介するとどういう人が買いそうなのか、こういうふうに言うとお客さんは納得しないな、こういうと分かりやすいな、というようなことを家電量販店の店員で経験してきました。

 そして、私は今、東京ではなく名古屋のほうに住んでいますが、名古屋のテレビ番組で家電の達人としてこんな感じでテレビ出演させていただいています。大体夏のボーナスの前と冬のボーナスの前、年2回ほどこういった形で新製品を紹介させていただいているということが続いております。

 このようなことから、私は他の方でしたら1つしかやったことがないということをいろんな場面から携わってきたというのが強みではないかなというふうに思っております。

 最後は家電が大好きなお客さまとして。皆さんは売る立場かもしれませんが、お客さんとしても物を買う機会ってあると思うんです。私は家電が本当に大好きで、昔は週に4日ぐらい、今は週に大体2日ぐらい家電量販店のほうにお邪魔してます。なので、どういうふうに値段を交渉するといいかとか、どのように話を分かりやすく教えてもらうかとか、そんなことでしょっちゅう通っているので、お客さまの立場としてもお伝えできるのかなというふうに考えています。
 では、今日はテレビについて簡単に説明していきましょう。今テレビと言いますと4K、8Kというのが今後主流になっていくんですね。特にこちらの4Kというのは皆さん聞いたことありますよね。今家電量販店のテレビ売り場というのは4K4Kというふうに言っています。店のほうもメーカーのほうもなるべく4Kテレビを売りましょうということをやっています。その次に来るのが8Kのテレビなのですが、この4Kと8Kというところがよく試験に出てくるんですね。

 4K、8Kのテレビを理解する前に今の2Kテレビというところから見ていきましょう。2Kテレビというのはどういうことかと言いますと、横方向に縦の線が並んでいるのですけれども、これが1920本、1920画素あるということです。縦方向には横のラインが1080本あるので1080画素というふうに言っています。これはなぜ2Kテレビかと言うと、ここにあります1920画素を約2000というふうに読み替えて2Kテレビというふうに言っているのですが、これは今皆さんが持っているテレビはほとんど2Kテレビだと思います。フルハイビジョンというふうに呼ばれています。フルHDといういい方もするかな。今のテレビ放送がハイビジョン放送ということでこの2Kテレビを皆さんはお持ちなんですね。これをちょっと画素数に変換してみますと、横の1920×縦の1080で、207万3600画素という数字になるんです。まず4K、8Kと比較する前にこの207万3600画素というものをちょっと覚えておいてください。

 では次に4Kテレビに行きます。4Kテレビというものは、横が3840画素あります。そして縦が2160画素です。横が3840あるということで約4000、これを4Kテレビというふうに言っているわけです。では同じように画素数に変換しますと、横方向の3840画素×縦の2160画素、これをかけると829万4400画素なわけです。ということは今皆さんがお持ちのテレビ2K(フルハイビジョン)の4倍なんです。この4倍という数字を覚えておいてほしいんですね。なので4Kテレビは2Kのフルハイビジョンテレビの約4倍なんです。これは画素数が4倍ということなんです。

 4Kテレビというのは今店頭に置いてあることが多いので少し説明しますが、実は4Kテレビと4K対応テレビって2つあるのをご存じですか。実は4Kテレビと呼んでいるのは4K対応チューナーという物が内蔵されています。そして4K対応テレビというのは、画面は4Kに対応していますが4K対応チューナーを内蔵していない物を4K対応テレビと言うんです。でも「今4K放送やってるの?」という話が出ると思いますが、実は4K放送というのは2015年の3月から124/128度CSスカパー!で4K総合、4K映画、4K体験の3チャンネルが展開されているんですね。ですので、今の4Kテレビというのはこのチューナーを積んでいるということなんです。なのでこれからやっていくBS放送、もしくは一般のテレビというのはまだ規格が決まっていませんのでチューナーとしては出来上がっていないんですね。
 もう1つ、4Kアップコンバートというのも覚えておいてほしいのですが、せっかく4Kテレビの画像が細かくてもハイビジョン放送というのは4K分のデータがないわけです。そしてこのブルーレイというのもDVDよりはきれいなんですけど、これも4Kにはまだ満たないですね。これらの映像を4Kの画素数に変換してテレビに映し出すということなんです。ということは、4Kテレビがあればきれいに見えるということなんですね。この4Kアップコンバートというのも覚えておいてください。

 次に8Kテレビというところに行きますが、これは横が7680画素、縦が4320画素あります。横の約8000を取って8Kテレビというふうに呼んでいます。では同じようにどれぐらいの画素数があるかというのを計算しますと、3317万7600画素となります。これは2Kテレビの16倍です。これを覚えてください。2Kテレビと比較すると16倍、4Kテレビと比較すると4倍です。この比較した何倍かというところを覚えておいてください。

 お店のほうで店頭で発売するときに、このように「2Kテレビの16倍きれいですよ」「4Kテレビの4倍きれいですよ」と。まあ8Kテレビというのはまだ出ていないので、4Kテレビを買いにきた方には「2Kテレビよりもきれいですよ」という話がありますけど「実は4000画素あるんです」とかいう細かい説明をするとやはり購入するお客さまは分からなくなってしまうので、何倍きれいか、なんで4K、8Kテレビと言うのか、こういうところをポイントで説明するとお客さまはよりよく分かるんじゃないかなということです。

 本日はダイジェスト版ということでお届けさせていただきましたが、実際の本講座のほうも家電アドバイザーを私の経験と試験に出る問題を踏まえながら説明させていただきたいと思いますので、皆さんぜひこちらの本講座のほうも楽しみにしていてください。本日はありがとうございました。

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担当:中村 央理雄