eラーニング

「読むeラーニング(行政書士講座)」第1章 憲法~憲法とはその2

「行政書士試験対応」のeラーニング講座

行政書士合格集中講座(講義パッケージ) の動画講義(一部)を文字にして、無料公開中

隙間時間にスマホで学習。いつでもどこでも学べます。

実際の講義を聞きたい方はこちらから

無料公開中「読むeラーニング(行政書士講座)」

第1章 憲法~憲法とはその2

さて、憲法には実は2つの意味があります。ここで書いてあります、形式的意味の憲法と、実質的意味の憲法、この2つですね。

 

まず、形式的意味の憲法をみますと、憲法という名の成文の法典、成文というのは条文がきちっと書かれている、これが形式的意味の憲法ということです。憲法と名前が付いていればそれが憲法だということですね。

 

それからもう1つ、実質的意味の憲法というものがあります。これが国家の統治の基本を定めた法です。これはですね、イギリスなんかは条文がありません。みなさん社会科でコモンローとか、権利章典とかそういった言葉を聞いたことがあります。あれは昔のですね、いろんな裁判所の判例が定まったものであったりとか、王様と国民との間のルール、取り決めを決めたりとか、それが統治の基本となって今もずっと使われているということになります。

 

形式的意味の憲法、日本国憲法はこういった条文を持っていますが、条文を持っている、憲法典を持っている国も実質的意味の憲法はまた更にあります。国の統治の基本を定めた法律として、もちろん憲法はあるんですけれど、憲法はわずか99条です。全部が書ききれるわけでは無いですね。

 

そこで例えば、内閣の組織については内閣法が定められてあったりですとか、それから内閣の下にはいろんな行政機関の定めがあります。いろんな各省庁であるとか、そこに大臣、副大臣が置かれてとか。それは国家行政組織法が定めていたりとか。あるいは地方公共団体、市町村とか都道府県といった、統治団体があるわけですが、そこについてのルールは地方自治法が定めてたり。

 

これも国家の統治の基本が入っていますので、実はここでいう実質的意味の憲法になります。実質的意味の憲法は、国家の統治の基本を定めたルールということですから、現代の社会でなくてもですね、古代でもあるだろう、あったであろうと。どんな社会でもあるのが、この実質的意味の憲法と。

 

ただ、現代においてこの実質的意味の憲法の非常に重要なポイントは、実質的意味の憲法が立憲的意味の憲法であるということになります立憲というのは、憲法によって立つということですね。大体言葉と漢字というのはすごく便利に出来ていまして、それを読み下していくと少し意味がわかるかな、ということです。憲法によって立つということはどんなことかというと、権力をちゃんと憲法というルールで縛っているという、そういうのが立憲的意味の憲法ということになります。権力を縛ることをきちっと目的とした憲法と。それが現代社会における憲法だというふうにされております。

 

 

<<<目次へ戻る

【行政書士講座 詳細】

行政書士試験の対策講座です。
司法書士など、より難易度の高い法律系の資格受験者が合格者が多くを占めると言われる行政書士試験で、初学者を対象にした講座で、一般の合格率を上回る実績を出し続けているのが、この講座の講師を担当している葛原久美先生です。

eラーニング講座では、学習者のこと真摯に考え、ここまでやるか!と驚くほど徹底的に分析を行う葛原メソッドが凝縮されています(詳細はプロフィールをご参照ください)。

【講師 葛原久美(くずはら くみ) プロフィール】

株式会社ベリース代表取締役。明治大学リバティーアカデミー講師。Windows95の時代から司法試験、司法書士、社会保険労務士、マンション管理士など、主に法律系の教材を中心にeラーニング教材開発に携わる。司法書士など、より難易度の高い法律系の資格受験者が合格者が多くを占めると言われる行政書士試験(一般の合格率は6~9%)において、主に初学者を対象とする講座にもかかわらず、一般の合格率を毎年超え続ける実績を持つ。

行政書士試験だけでなく、センター試験、国家公務員試験、総務省や内閣府の政策、各種白書など、他の法律系の試験のトレンドと行政書士試験の過去問を比較、試験委員の専門分野や出題傾向もチェックするなど、徹底した分析を行い、それらのデータから、受講者に出題範囲を徹底的に絞って提供する超合理的な講義が特徴。

【受講対象者】

  • 行政書士試験を受験する方
  • 契約などの実務の際、法律の知識を活かしたい方
  • 就職を目指す学生の方、など

【ガイダンスをみてみよう】

【ご購入はこちらから】

下記URLより講座詳細ページを開いて「今すぐ購入する」をクリックしていただくと購入画面に進みます。

http://www.elearning.co.jp/user/resp-ui/index.php?keyword=%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%9B%B8%E5%A3%AB&page=0

Fcaebookページでも情報発信中!

「eラーニングをすべての人に!」
株式会社キバンインターナショナル KiBAN INTERNATIONAL CO.,LTD.
Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:kobayashiseira