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【読むeラーニング】速さの特殊算２　【小澤淳の最強の算数】

速さの特殊算（２）
速さの特殊算を２つだけやります。
たった２つだけど時計算と流水算、大変な単元です。
覚えることがいっぱいあって入試にもけっこう出てくるし、難しい問題として出てくるから心してかかってちょうだいね。
➀時計算
（１）針の速度
時計はしょっちゅう見るけど、デジタル時計ではなくて針のついている時計。
それを君たちはどれくらい知っているのかな？
長針
360÷60＝６”／分
いま真上を指している絵が出てきたけど、どれくらいのスピードで動くかというと、
１時間かけてどれくらい動く？
1時間かけて、この赤いところを１周するのだよね、長針のスピードは？
1周は何度だろう？360度。
1時間を分でいこう、1時間は何分？60分。
すると、60分かけて１周360度を回るのだから
360÷60＝６度／分　毎分6度動くことがわかる、これが長針のスピードだよ。
６度ってどんなもの？　
時計は360度を12等分しているね、黒い丸が12個、1周ついている。
だから、360÷12＝30”と出てくる。
これが12等分点のうちの1つ　
だから、6時のところの黒丸と7時のところの黒丸は30離れているからね。
この30度は大事だよ。そうすると、6度ってどんなものかわかるよね、それの１／５
それくらい１分で動く長い針だったのだな。
短針
６時を指している短い針が出て、７時になるとここにきます、これ何度動いていますか？
黒丸から黒丸は30度／1時間で30度動いているよね。
スピードは？　1時間は何分？60分で30度　式言える？1分を求めるのだよ
式は　30÷60＝0.5度／分　1分で0.5度　ちっちゃいね、1分かけて0.5度動くのが短針。
12倍違うのだな、短針が0.5”で長針は６”
長い針は12倍のスピードで動いているね。
これがスピード、速さということになります。
この６と0.5は絶対暗記ね。

（１）暗記すべき計算
÷（６－0.5）
　　↓
÷5.5→÷５1／2→÷11／２→☓２／11
　こんな計算がバンバン出てくるよ、いやというほど出る。
なぜかというと、旅人算やるのだ、時計は針って同じ方向に回るでしょ。
右回り、時計回りだ、６の長針と0.5の短針を引いた5.5で割るという計算がいやというほど出てくるのだ。
計算を簡単にやれるようにしておこう。
5.5で割るって嫌な感じするでしょ？筆算書いて、割り算が永遠に続きそうな気がするよね、あんまりすっきりいきそうもないよね、その理由を伝えるよ。
5.5で割るということは５と１／２で割るということ、つまり仮分数に直すと５と１／２で割るということ。
かけ算に直すとひっくり返るから１１／２になる、だから／１１って嫌な分母が出てくる。
たまに、約分がでてきたり、１３／　になることもあるが、時計算はほとんど１１／　がつくよ。
ポイント
÷5.5⇒☓２／11　これを暗記してください。
そうすると、だいぶ時間の省略ができるしミスもなくなると思います。
基本中の基本を伝えてけど、もっと大事なことは本編で伝えるよ。