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【読むeラーニング】円周率１　【小澤淳の最強の算数】

円周率（１）
円周率は円が絡んでくる。
円、おうぎ形、その細かいことを述べていく勉強になるので大変な量になるが２回にわけて勉強します。
１回目は円周率とはなんだろう、円の公式、おうぎ形の公式ってなんだろうというところだが、この映像では、３．１４の計算の注意点についてまとめていきたい。
３．１４の段に関しては、せっかく覚えたのにまたかいと思うかもしれないが、さんざん計算で出てきます。
3.14ってちょっとややこしいね。
この計算をスラスラできるような学力の持ち主であればいいけど、あるいは絶対間違わないよ、ミスしないよ、という子ならいいけど、実際に問題を解いているとミスが起きるのだ。
だから、自分は計算が苦手だなと、思っている子はこれを覚えちゃおう。
そうすると、速く正確になるからね。
その覚え方をどうするのか、ということだけど語呂合わせがある。
先生の教え子たちが考えて作ったものを紹介するから、これいいのじゃなーいと思う子は真似しちゃおう、違うんじゃなーいと思う子は自分でオリジナルを作っちゃおう。
３．１４の段
3.14☓２＝6.28　ムニャ！（数字の628だから）
3.14☓３＝9.42　串に！（何が串に刺さっているかは自分で関連づけてね）
3.14☓４＝12.56　いい兄、五郎（いいにい、ごろう）
3.14☓５＝15.70　行こうな！オー！（最後の「０」は英語のオー。）
3.14☓６＝18.84　いい母よ
3.14☓７＝21.98　２位、キューバ（野球でキューバが日本のライバルだったので）
3.14☓８＝25.12　日光、ワン・ツー（何なのかは自分でイメージして）
3.14☓９＝28.26　庭にロック（岩）！（ロックは英語で岩のこと）
これらを言えると強いし速いしミスしない。
万が一、一箇所忘れたら、答えの列は3.14づつ増えているのだから、例えば、25.12は覚えているけど、最後を忘れたという時は上の数字に3.14を足せばいい。
そんなことより、苦手な子はこの表を覚えちゃおう。
例題
（２）半径15センチ、中心角72“のおうぎ形の面積を求めなさい。
円の面積の半径☓半径☓3.14　それにおうぎ形だから360度の中心だから。
15☓15☓3.14☓72／360
一番右の分数を約分することをきちんとやる必要がある。
これは何で割れるのかわかる？
72を何倍すると360になる？５倍だよね。
割合は１／５なのだ、72は一周の。
別の言い方をすると、分子も分母も72で割れるということになるから
＝15☓15☓3.14☓1／5
最後の分数は１／５になるから、これで計算したいと思うけど最初からやっていくと
15☓15をやって3.14をかけて５で割るよね、ちょっとミスしそうだね。
実は全部かけ算なんだから、順番を変えて先に約分していいのだぞ。
１／５の５と一番左の15を５で割っておくと５が消えて15が３になるね。
３と15が残っているから３☓15で45☓3.14だけ計算すればいいということになるね。
するとこの筆算を間違えないようにすればいい。
式はこうなる。
注目！上の式は45☓3.14になっているけど
3.14☓45　これは逆じゃない？この逆にしたところがポイントです。
3.14を上に書いておけば、さっきの暗記したところがそのまま使えます。
　3.14
☓　45　5倍すると1570（行こうな！オー　０をつけておくこと）
　　　　4倍すると1256（いい兄、五郎）
これを足せば答えになる。
計算の最後の０は消してね。
141.30になるから、最後の０を消して141.3が答えだね。
さっきの5倍するところの０をきちんと入れて覚えていないと157が右にずれてぜんぜん違う答えが出てくること、わかる？これが注意だよ。
２つのポイントを覚えて
１つめ
3.14を上に書けば覚えたことが役に立つ！
２つめ
もし15.70の０がなければ大問題に！
最後の０を一緒に暗記して覚えておこう。
みんなに強調しておくよ。
続きはまた本講座で詳しく説明します。