eラーニングコンテンツ

【読むeラーニング】割合　【小澤淳の最強の算数(割合と比)】

今日は割合の勉強をします。
なんでかわからないけど、この「割合」から算数が苦手になっていく子が多いのだ。
それは、例えば２倍と言われると簡単にわかるでしょ。
でも、３／８と言われるとちょっと「え～」と言う子が多いみたいなのだ。
パーセントとか、歩合とか言われると、どんどん混乱してくるらしい。
でもね、同じ数なのだよ。
今日は、わかりやすい数がでてきたら簡単、こっちの数が出てきたら難しい、そういう考えはやめてね。
素直に全部同じ数なのだな。
１と言われても100と言われても１億と言われても5/8と言われても
全部同じ数として友だちになるのだな、という感覚で見てね。
まず、割合の表だけど、これは全部覚えてね。
今日はこの表をちゃんと覚えてほしいので、一覧表をのせます。
百分率で言うと１％が、0.01や100分の１にあたるのだよ。
何割何部何厘とか、そんなところもこの表を、縦に横に全部変換、移し替えることができるような状態にしてください。
今ここで強調したいのは１パーセント、これが１／100にあたる、0.01にあたるというところ。
パーセントを印象づけよう
１パーセントはどんな大きさだっけ？
100分の1だね
100分の1はどんな計算をするか、1÷100だね。
ここを言えない人はやばいのだけど大丈夫？
割り算のマークを1／100と書くことがあるのだ。
例えばメールで、1／100と打てないときに分数で表す。
速さのときにも出る記号で「毎時」とか時速を表す
「／」は割り算をしたのがマークなのだよ。
これを英語では「パー」と読むのだ、おもしろいね。
むこうの外人さんは割り算のことを「パー」と言うのだね。
100というのは英語で言うとセントというのです。
お金である「セント」だね。
パーセントは100で割ったのだぞ、ということを意味しているのだ。
この記号、いつのまにか毎回、毎回パーセントと書くのは面倒くさくなって１を省略するようになったのだ。
すると、こんな記号「／00」になってきたのだ。
「00」が「／」をぴょーんと飛び越えていって、こんな記号「％」になった。

パーを飛び越えた記号「％」と印象づけようね。
本当はラテン語からきたらしいけど、いいのです。
100で割って１／100で１をなくして、飛び越えてできた記号「％」
こう覚えておけば一石二鳥だから、ちゃんと意味は入ってくるから、こう覚えてね。
「の」に注目！
国語の授業みたいだけど、算数の授業だよ。
助詞ではなくて算数の「の」だ。
例題（１）100円の3倍はいくらですか。
簡単だね、嬉しくなってドヤ顔している人いない？
100円の3倍は300円です。
100☓３＝300円
「の」はかけ算だ。
みなさん、小さいころから、おそらく小学校の低学年から体にすっと受け入れているのだね。
「の」はかけ算であれば、他の数字になっても一緒だよ。
例題（２）600円の８％はいくらですか。
同じでしょ全く。
８％を嫌がらなければいいよね。
８％は８／100とか0.08だよね。
この直しができるかどうか、さっきの表とちゃんとお友達になっておけばいいのだ。
「の」に注目すればいいね。
600☓0.08＝48円
例題（３）□円の６割は72円です。
これも同じでしょ、いきなりカッコつけないで、これをそのまま素直に式にすればいいわけ。
□円☓0.6＝72　と書けば
0.6倍して72円になったわけだから割ればいいね
72÷0.6＝120円
全部違う問題だと思ったらわからなくなるけど
例題の（１）（２）（３）は全部同じだと分かればいい。
この後ででてくる、相当算とか還元算もわかってくる
「の」はかけ算！
これが割合です。
学校とか塾の先生が「比べる量」とか「元にする量」とか「割合」とか難しい言い方をして解んなくなった人はこのビデオを見て
いままで習ったことは忘れてください。
「の」はかけ算、これだけで答えが出せるのが割合だから、もう苦手と言っていられないからね。
きちんと数とお友達になることを先生と約束してね。
今日のワンポイントは以上です。