国際標準規格
eラーニングに国際標準規格があるってご存知ですか?SCORMという国際標準規格にそっていると、コンテンツとLMS(学習管理システム)の不具合がなく、安心して使うことができます。
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eラーニングの国際標準規格:SCORM
SCORM(スコーム;Sharable Content Object Reference Model)とは、アメリカのADL(Advanced Distributed Learning )という米国の国防総省系組織が定義したeラーニングの国際標準規格です。アメリカでのeラーニング普及の際に大きな問題だったのが、共通の規格がなかった ために、システム・コンテンツの組み合わせによっては動かないといった現象が発生し、eラーニングの普及を妨げていました。そのために設定されたのが SCORMです。
このSCORM規格の登場によって、eラーニングのコンテンツやシステムを相互利用することができるようになったのです。
日本では、日本イーラーニングコンソシアム(eLC)がSCORMに対応したeラーニングシステム・eラーニングコンテンツの認証を行っています。現在では、日本で使われているSCORMの規格はSCORM1.2となっています。また、今後はSCORM2004へと移行していく予定です。
SCORMに対応したLMSには、「eLC認証 SCORM LMS」というロゴマークが与えられます。
認証されたLMSでも、「コンテンツを見た記録をとる」といった基本機能のみのものから、「コンテンツの成績を、いつ、何回、どの問題をどう間違えたか、といった記録をとる」という細かな履歴の対応が可能な高機能なものもあります。
キバンインターナショナルが扱うLMS eLearningManager4Uは、最高の性能の認証(RTE-3)をとっています。
SCORMに対応したコンテンツであればどのコンテンツでも登録し、閲覧したり、問題を解いたりができるのです。
システムとコンテンツが共通規格にのせられるよう、LMSを選ぶときにはRTE-3を選ぶとよいでしょう。
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eラーニングの専門家 SCORMアセッサ
eラーニングのシステム・コンテンツがSCORMに対応しているかどうかを審査するのがイーラーニングコンソシアムが認証したSCORMアセッサです。SCORMアセッサは、eラーニングのLMSとコンテンツを認証し、そのレベルを判定します。
2009年9月現在では、イーラーニングコンソーシアムが認定しているeラーニングの専門家はSCORMアセッサのみですが、今後eラーニングの資格はeラーニングベーシックなどが増えていく予定です。
キバンインターナショナルには、eラーニングの専門家が数多く在籍しています。
eラーニング資格であるSCORMアセッサを社員の大半が取得しています(2009年10月現在7人在籍)。また、今後開始されるeラーニングのeラーニングベーシックは全社員が取得できるように準備をしています。
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次は、eラーニングを支える3つのポイントです。eラーニングをする際に、コンテンツと、LMS以外に何が必要なのでしょうか?