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3つのポイント

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今回は、eラーニングを支える3つのポイントを解説していきます。eラーニングを経験した方は、新人教育や管理者研修、業務知識などのコンテンツを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、eラーニングの管理・運営を行う際には、コンテンツだけではなく、eラーニングシステムと、コンテンツの開発ツールによって成り立っているのです。

eラーニングの3つのポイント

eラーニングの3つのポイント

eラーニングコンテンツ

eラーニングで特定の科目の受講を行うために多くの企業ではこうしたコンテンツを、

といった選択肢が考えられます。

市販コンテンツの例: 個人情報保護法・業務知識(ITスキル)・ビジネスマナー

委託・内製コンテンツの例:社内向け法令順守・業務の引継ぎ資料

市販コンテンツでは広く一般的な内容が多く、委託・内製コンテンツはより各企業ごとの内容が多い傾向にあります。

eラーニングシステム

さて、このコンテンツだけではeラーニングをすることはできません。CD(コンテンツ)だけでは音楽を再生できず、CDプレーヤーが必要であるように、eラーニングコンテンツを配布、再生し、成績を記録するためのシステムが必要なのです。

eラーニングを受講する際には、受講者はインターネット上であったり、社内LAN上にある特定のサーバーに接続します。このサーバーには、eラーニングシステム(学習管理システム;Learning Managiment System:LMS)が入っています。

eラーニングシステム(LMS)の最も基本的な役割は、以下の図のように

eラーニングシステムの役割

eラーニングシステムの役割

1. 管理者の持つ教材を登録する

2. 受講者に教材を配布する

3. 受講者が学習する

4. 管理者に受講者の学習履歴・成績を渡す

の4つです。これらに付随して、受講者を登録してログインIDを発行したり、教材を特定の受講者に割り当てる、管理者を設定する、成績を出力するといった様々な機能が使えると考えればよいのです。

特に、eラーニングを実施する際に重要なのがeラーニングシステムの使いやすさです。このときに、eラーニングの国際標準規格SCORMに対応したシステムを選ぶことで、様々なコンテンツを選ぶことができます。システムと、コンテンツにはそれぞれRTEというレベルが設定されています。このRTEレベルが低いシステムでは、コンテンツの持つ様々な機能が使えないことがあります。

RTEの最高レベルは3となっているので、eラーニングシステムを選ぶ際にはRTE-3というグレードのものを選んでおくとよいでしょう。

eラーニング教材作成ツール

eラーニングコンテンツと、eラーニングシステムがあれば、基本的にはeラーニングを行うことができます。ところが、実際に運用してみると、市販のeラーニングコンテンツの内容とと自社の事情が異なっていたり、受託開発すると金額が非常に大きくなってしまうといった問題が起こってきました。

その一方で、コンテンツを内製することができれば、自社内専用のコンテンツを作成することができたり、受託開発時の費用を抑えることができます。ただし、eラーニングシステムに登録するファイルを作るためには、特別な知識が必要な場合が多いのです。

このような問題を解決してくれるのが、教材作成ツール(オーサリングツール)と呼ばれるソフトウェアです。こうした教材作成ツールの登場で、eラーニングコンテンツを内製することが非常に容易になりました。

キバンインターナショナルでは、国際標準規格SCORMに対応したコンテンツの作成が可能なオーサリングツールを提供しています。

まとめ

このようにeラーニングには、コンテンツ・システム・オーサリングツール(教材作成ツール)の3つの要素があり、これらがうまく機能することでeラーニングの良い循環を作ることができます。

国際標準規格に対応したコンテンツを、簡単に作れる教材作成ツールを使うことで、誰でもがeラーニングコンテンツを作れるようになり、それを配信するeラーニングシステムを合わせて、もっとeラーニングは便利に、もっと学習しやすくなっていくと、私たちキバンインターナショナルは考えています。