潜水士試験 海中生物
それから次、海中生物による事故ということで、この3種類があります。噛み傷、切り傷、刺し傷。噛み傷としましては、ミズダコ、ウツボ、サメ、シャチ。切り傷、表面がトゲトゲ、トゲトゲというかザラザラしている場合ですね、サンゴとかフジツボ。そして毒を持っている場合ですね、刺し傷としましてはガンガゼ、これは毒を持っているウニだと思ってください。それからイモガイ、これも毒を持っています。ミノカサゴ、これも毒を持っています。つまりですね、あんまり普段見慣れないややこしい名前の生物、ガンガゼ、イモガイ、ミノカサゴは毒を持っている刺し傷であります。皆さんがよく知っている、ミズダコ、ウツボ、サメ、シャチはこれは噛み傷の原因であると。残りのサンゴ、フジツボは、これは皆さんよく知っていると思うんですね、表面がザラザラしているというかね、ですからこれは間違えないと思います、これは切り傷であります。この名前がごっちゃになって試験では出題されますから引っかからないようにしてくださいね。とにかく普段見慣れない名前のものは毒を持っている刺し傷、普段名前を知っているミズダコ、ウツボ、サメ、シャチは噛み傷であると、サンゴ、フジツボは切り傷であるとちゃんと分けられるようにしておいてください。
それから次、サメによる事故なのですが、どういった場合に危険性があるのか。まず1つ目、濁っている場合ですよね、当然サメが近づいてきても分かりませんからそういった場合には潜降を中止する。それから河口、湾口、水深の深くなっているところですね、急に深くなっているところなんかではサメがいる可能性があります。それから漁獲物を身に着けない、これは当たり前ですよね。こういったサメをおびき寄せるようなことはしないでください。